• 超バカな[赤ちゃん並の知能]のDQNが引き起こす惨劇集🩸

     一方、2024年現在、1974年に宇宙戦艦ヤマトと死闘を繰り広げたガミラスのデスラー総統は、まだまだ若かった。ガミラス星人は地球人と比べて寿命が遥かに長く、老化の速度が緩やかだからだ。そしてデスラー総統は地球の支配は、激闘を繰り広げたヤマトへの敬意から放棄していたが、その他の各宇宙方面へは順調に版図を拡大していた。そして2024年現在、銀河系宇宙の大部分を手中に収めていた。

     デスラー総統の住む惑星ガミラス〔ガミラス帝国の母星〕

    タラン「総統、ゼバル星へ侵攻する部隊の準備、完了致しました。ゼバル星を陥落させれば、ハロナ星系は完全に我が帝国のものです。ヨーロシナ星系方面はアドラス将軍の部隊を向かわせております」

    デスラー総統「フッ、ご苦労だったな、タラン。まあ、君も少し休みたまえ」

    デスラー「ところでタラン。50年前、我々ガミラス帝国を完膚なきまでに打ち砕いた、あのヤマトの故郷の地球は、今どうなっている?」

    タラン「は、はあ、地球でありますか。最近は全く監視しておりませんでした。なにしろ銀河系の領土拡大戦争が忙しく、我が帝国の障害とはならない地球のことは、全く調査しておりませんでした・・・あの星はこちらが手を出さなければ、攻撃される心配はないもので」

    デスラー「フッ、50年前、地球人の古代守と共に地球に移り住んだスターシア、今頃、どうしているだろうか?久しぶりに顔を見たいものだ」

    デスラー「よし、領土拡大戦争は一時休戦だ。久しぶり〔50年ぶり〕に地球にいるスターシアに会いに行くぞ!艦隊を出せ、私も出る」

    タラン「し、しかし総統!戦争の一時停戦は、まあ、こちらの体制を整える為には良き機会だとしても・・・スターシア様に会いに行くというのは、いかがなものかと?50年前の姿のままとは限りません、すっかり地球の色に染まってしまっているものと思われますが・・・・げ、幻滅するようなことがあれば、総統の今後のご活躍に支障をきたすおそれがございますがゆえ・・・」

    デスラー「タランよ、私が一度決めたことを簡単には覆さぬ男だということは、長年仕えてきたお前なら、知らぬ訳はなかろう。私はスターシアに会いたいのだ、だから会いに行く、この私、直々にな。これは命令だ、今すぐ地球行の艦隊を用意しろ」

    タラン「分かりました、総統。今すぐ艦隊を用意いたします」

     ゴォォ--

    ゴォォ--

     ガミラス艦隊は最新技術の最速の超長距離ワープを繰り返し、三日後に地球に到着した。

    タラン「総統、地球に到着しました」

    デスラー「フッ、ご苦労だった、タラン。早速、スターシアと古代守が住んでいる家を見つけてくれ」

     思い出に浸るデスラー総統

    デスラー「フッ、スターシア、美しい思い出の日々、早く会ってみたい」

    サーベラー〔ガトランティス帝国人〕「ねえ、タラン。デスラーって、まさかアホなの?50年も時が経過していて、若い頃のままでいられる訳ないじゃない。今のスターシアなんて、きっと凄いおばさんになっちゃってると思うけど、それでもデスラーに会わせるの?思い切って偽物のピチピチギャルをスターシアってことにして会わせた方がいいんじゃない?だって老化が遅いのはガミラス星人だけで、イスカンダル星人であるスターシアは、普通に地球人と同じ速度で老化するんだから。ホントに本物のスターシアを見せちゃっていいの?」

    タラン「くっ・・・それは・・・替え玉作戦は、私も考えた。しかしデスラー総統は真実を好むお方。もしも騙したと分かれば、私もお尻ぺちぺち、女王様による鞭打ち100回の刑に処されてしまう。まあ、別に私はドMだから、それでもいいんだが。しかし、デスラー総統には、やはり真実を知って頂きたい。もしも偽物の美しい娘を会わせたら会わせたで、どうせ何度も頻繁に会いにこようと、地球にやってくる羽目になるからな。ここはやはり、本物のスターシア様を総統に会わせるしか、あるまい」

    デスラー「あ~、まだかなあ~まだかなあ~、まだかな、マナカナ。早くタラン~スターシアたんを見つけてくれよ~💗おっと、皆の前で、素の自分は見せてはならんな。プリキュア好きとかバレたら、カリスマが消失してしまうからな」

    デスラー「おいタラン、まだスターシアは見つからないのかな?」

    タラン「はっ、総統!只今、ドメル将軍の部隊が総出でスターシア様の家を捜索中です。しばしお待ちを!」

    ドメル将軍「という訳で、噂話等の情報をもとに、スターシア様のいる地域を、日本の愛知県の名古屋市にまで絞り込んだ。各員、名古屋中をくまなく探すんだ」

    部下「はっ!」

    バーガー「んん~、スターシア様はどこかなあ?」

    ガミラス兵「どこかなぁ~?」

    メルダ「あ、あれ?あれって、もしや、スターシア様?」

    メルダ「ドメル将軍、女の勘で、スターシア様を発見しました。あの知性的な見た目、あの気品、間違いなくスターシア様です」

    ドメル「よくやった、メルダ!褒めて遣わす!早速、デスラー総統にご報告だ!」

    デスラー「ああ、ようやくスターシアを見つけたんだな、よくやった、ドメル将軍。早速、モニター室に行く」

    ドメル将軍「総統、私の部下がスターシア様を発見しました。こちらが現在のスターシア様です」

    デスラー「!!」

    デスラー「フッ、相変わらず美しいじゃないか、スターシア💗」

    エリーサ・ドメル〔ドメル将軍の妻〕「えっ!?あれって、日本の芸能人の美輪明宏じゃないの?金運が上がるからって、台湾でスマホの待ち受け画面に美輪明宏を設定するのが流行ったとかいう、あの美輪明宏でしょ?なんで美輪明宏がスターシア様なの?あなた」

    ドメル「そんなこといったって、しょうがねーだろ。デスラー総統は言い出したら絶対に意志を曲げないんだから。スターシア様を見つけるまで絶対に折れないんだから。だってよ、本物のスターシア様なんて分からねーよ、どこにいるのかなんて・・・見つからねーよ。だから似たような見た目の人いたっつーから、メルダがそう報告してきたから、美輪明宏でいいだろ、しゃーないだろっつーことで、みんな意見が一致したんだよ!なんで銀河を舞台にした大戦争している俺らが、こんなことしてんだよ!こんなことしてる暇あんのか、俺ら!?ってなってさ。だ、だから、これでいいだろ!総統も納得してくれたんだから!」

    続く

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