2021年6月28日、午後、千葉県八街(やちまた)市の通学路で、下校中の小学生五名の列に飲酒運転でベロンベロンに酔っぱらった梅沢洋(60)の運転するトラックが突っ込み、児童二名が死んだ。
梅沢洋の勤務する企業である南武運送(親会社は【南武】)では、運転手の飲酒検査はしていなかった。担当者は「当社は、この事故の他に現場で人が死んだような事故はありません」と発言したが、実は2014年にも、南武の前身である〔南武建設〕のマンションの建設現場で死亡事故が発生していた。40kg以上の鉄筋220本が倒れ、従業員三名が下敷きになり、30歳、29歳、29歳の男性三名が死んでいた。
この2014年の死亡事故の影響により、他の企業は、現場で死亡事故が発生するような会社には頼みたくないので、それ以降、南武建設の仕事は激減してしまった。これがきっかけで、社名を南武建設から南武に変更した。まあ、親会社とはいっても、南武と南部運送の業務内容はほぼ一緒だったらしい。
で、この企業は改名しまくっていたらしい。1992年に知念興業から南武建設に、そして2015年に南武建設から南武に社名変更を繰り返した。不祥事・死亡事故が発生する度に社名を変更していたらしい。
んで南武の会長は1992年に脱税で有罪判決を受けた。こんな企業なので、南武という企業自身に自浄作用など全く期待できなかったのだ。利益関係の全くない無関係の外部の者でないと改革など出来なかったのだ。
んで、南武は安さ第一主義であった。所謂【超薄利多売】ですな。なので、トラックの積載量は基準値の1.5倍はあり、いつも重た過ぎてタイヤが潰れた状態で運んできたらしい。人件費削減目的で一挙に大量の荷物を運びたかったのだろうが、これは明確な違反行為である。こんな分かりやすい違反行為をする会社は滅多にないらしい。
それで、運送会社が事業で使用する車のナンバープレートは緑色だ。緑色ということは国土交通省から事業許可を得た車両ということ。しかし梅沢洋が事故を起こしたトラックに付いていたのは白ナンバー、つまり自家用車としての登録であった。違法なのだが、白ナンバーの車で度々客の荷物を運んでいたらしい。
んで、勤務するトラックドライバーの労働環境は過酷であった。日曜日が定休日だが、その日曜日でさえ働いていたこともあったようだ。南武の休日は年間68日だけ。法定休日は1日8時間勤務で年間105日と決められているが、大幅に少なかった。つまり違法。
それで、車内の空気感は完全に昭和の男社会だったらしい。未成年の従業員にも酒を飲ませていたらしい。他の成年の従業員達も社員食堂で勤務中に酒を飲んでいたらしい。それを会長や社長が咎めることも無かった。つまり会社全体が令和という時代にそぐわない時代遅れのDQN企業、倫理観が昭和の高度経済成長期で時が止まったままの化石みたいな会社だったようだ。
んで、会社も梅沢洋が勤務中に飲酒運転していることには気づいていたようだ。それで、梅沢洋に軽く口頭注意したら、梅沢洋は「ああ、わかった」と軽く返事した。全く意味がなかった。
まあ、この前、ユーチューブで見たのだが、大阪の西成でずっと覚せい剤の密売人の元締めみたいな立場だった76歳位の爺さんの話なのだが。そいつは合計服役年数30年位か。それでやっと、自らの悪行を悔いて、今度は覚せい剤から脱却できるようにする私塾のような会合を開いていた。んで、塾生のような立ち位置の元?覚せい剤常習者達に説教していた。で、ある日、覚せい剤常習者の50歳の女が出所してきた。んで、最初は「この方達と共に、一生懸命に薬を断って、前を向いて頑張ります!」みたいに言っていた。が、暫くすると連絡が途絶えた。爺さん曰く、また覚せい剤に手を出したらしい。まあ、このように、【意味がない】ことは、マジで意味がない。
まあ、梅沢洋は、事故に関して、「事故直前にいきなり人が飛び出してきた」などと抜かしていた。十中八九、嘘ですね。飲酒運転していて、児童の列がそこにいて、そのタイミングでたまたま人が真横の陰からいきなり飛び出てくる?影になるようなものも無かったような。それに、あんな生活道路を歩いている人なんて、観光地でも何でもないんだから、ほぼ地域住民しかいないだろう。地域住民が、いなきり道路横の何らかの遮蔽物の陰からいきなり真横に飛び出すかね?
てか、なんで今の時代にドラレコを付けていないのだろう?運送業でも何でもない俺でも、既に2017年頃からドラレコを装着済みだというのに。前方録画のみのタイプだとしても、必須だろ。やっぱりこの会社は安全運転を疎かにしているよなあ、ドラレコ未装着な点からも。まあ、どうせドラレコを装着したとしても、SDカードの劣化具合の確認なんて全く気にもせずに、何年も同じSDカードを刺しっ放しなのだろうなあ。
んで、梅沢洋が依頼した、てか会社が指定した車の整備会社だと思うのだが。そこに、梅沢洋がよく日曜日にトラックの整備を頼んでいたらしい。んで、車内清掃もするのだが、車内にあったのは、コンビニ袋一杯の缶ビールとワンカップ(日本酒)だったという。よくスーパーで売っている箱買いの缶ビールも車内に大量に置いてあったとさ。その整備士は[自宅で飲むのかな?]と思ったらしい。週一で大量に購入していたようだ。
んで、運送業界では、周知会という、社員が集まって交通安全のルールを確認する会を開くのが恒例のようだ。普通の会社は一か月に一度、多くて週に一度の頻度で開くらしい。そして仕事開始前の朝礼では全員集合で点呼をしてアルコール検査をする。血圧測定もすることもあるらしい。そして検査前に引っかかった項目があれば、その日は休みになるらしい。しかし南部運送では周知会は三か月に一度程度で、それすらも開かれなかったこともあるらしい。んで、強制参加でもなく、周知会に参加せずに仕事に行く人もいたとさ。勿論、アルコール検査なんて一度もしていなかったようだ。だから、起こるべくして起きた事故ですね。
んで、裁判で明らかになったことだが、梅沢洋が勤務していた会社の元上司の証人尋問で、取引先から昨年六月頃以降、梅沢洋の飲酒運転を疑う連絡が会社へ四回もあったが、直接口頭で注意したのは、たったの一回だけだったという。それも軽く注意しただけ。アルコール中毒のドライバーが、クビになるでもない、拷問を受けるでもない、ただの何のペナルティもない軽い口頭注意一度で、飲酒運転を止める訳ないじゃん、馬鹿じゃねーのか?
う~ん、昨年六月以降ということは、事故が起きるより前の約一年の間に四回ということ。つまり梅沢洋の死亡事故を止める猶予期間は約一年間あったという訳だ。しかし会社はクビにするでもない、謹慎処分にするでもなし、何の処罰もしなかった。その結果、アル中ドライバーは調子に乗り、飲酒運転を続けて、児童二名を殺害したとさ。こりゃ、会社も共犯だな。
んで、会社の上司は、「前の晩に飲んだ酒の影響と思っていた」だとさ。それでもヤバいだろ!一体、どれだけ飲んだんだよ!前の晩に飲酒していようが、酒の影響が残っていたら、運転しちゃ駄目なの!別にキスするような超至近距離に顔を近づけた訳じゃねーんだろ?普通の対人距離で酒の臭いがしたんだろ?だったら駄目じゃん。アウトですよ、一発で。
んで、なぜ梅沢洋を謹慎処分やクビにしなかったのかというと、「梅沢洋を業務から降ろすと、ドライバーの確保が難しいという事情があった」だとさ。まあ、それは分かるよ。超ブラック企業で薄給なんだから、そんな糞企業で奴隷として働いてくれる人物は、中々いないよなあ。まあ、だったら、賃金を上げろよ!待遇改善しろよ!と思うが、こういうブラック企業は、賃上げと待遇改善は死んでもやらないんだよなあ。欲しいのはあくまで奴隷として労働してくれる奴隷なんだよなあ。だから、ブラック企業には言っても無理なの。法を整備して、こんな糞企業は続々と倒産させるしかない。
んで、裁判での被告人尋問で明らかになったことだが、梅沢洋は飲酒運転を週に2、3回していたらしい。しかも業務中に。仕事の最中に高速道路のPA等で、週に1、2回も飲酒していた。更には会社で日報を書きつつ飲酒して、その後、自家用車で帰宅することもあった。
そして肝心の事故時の状況については、児童の姿には気づかなかったらしい。遮蔽物もない両側が田んぼの凄い見晴らしの良い道なのだが。んで、事故原因については「飲酒による居眠りだと思う」と供述した。当初ほざいていた「いきなり横から人が飛び出してきた」という戯言は、流石に裁判では言わなくなっていたようだ。
まあ、事故時の状況は、児童達は一列に並んで進んでいたので、児童側に落ち度は全くない。そして梅沢洋は、この日、午後一時にビルの新築現場で資材を下ろし、会社に戻る途中だったようだ。
まあ、範囲を拡大すれば、行政も悪い。今迄に地域住民が何度も行政に対して、あそこの道は危険だから対策を取れ!と訴えていたのに、行政は金欠を理由に何の対策も取らなかった。
そのくせ、この死亡事故が全国区で報道されると、途端に大金を出して、日本一立派な超安全対策を取ってやんの。金が無いんじゃなかったのかよ?なんか凄い立派なガードレールとか、強制的に徐行させる仕組みとか、人工的な隆起した小さな坂みたいなのも作って、突起物も設置して、物凄く立派な安全対策を設置したんだよなあ。だったら、児童が亡くなる前にそうしろよ。流石に死亡事故が起きたからこそ、ここまで徹底的に安全対策をしたのだろう。が、たとえ死亡事故が起きなくても、せめてもう少し、何か出来ただろうに。
本当に日本の行政って、何か深刻な事態が発生してからでないと、本格的な対策しないよなあ。オランダの場合は、事故が起きる前でも、市民からの通報があれば、行政が本格的に対策を取るらしい。だが日本の場合は、その場所で何件も死亡事故が起きないと何も動かないからな。沖縄県でも、T字型の交差点で、奥がただの暗いコンクリートの壁の場所があった。今迄何件もそのままコンクリートの壁に突っ込んで亡くなる事故が発生して、漸く光る安全対策を取ったらしい。アホ草。やはり沖縄から北海道まで、日本人は死人という生贄が発生しないと動かないらしい。
んで、話を梅沢洋が勤務していた会社に戻す。南武の知念辰浩社長は「アルコール検査は普段から行わず、事故日も何もしなかった。飲酒がないという前提だった」と話したらしい。飲酒がないという前提も何も、取引先から、梅沢洋が飲酒運転しているぞ!どうにかしろ!という通報が南武に一年の間に四回も寄せられているのだ。しかも梅沢洋は会社の事務所で酒を飲みながら日報を書いていたのだ。しかも自分の所有するトラックではなく、会社から借りているトラックの車内に酒の缶が大量にあったんだろ?だったら、確実に知っていたよね、梅沢洋が普段から飲酒運転していたということを。飲酒運転の常習犯だったということを。
また、定番なのだが、被害者の子供の遺族は人生がズタボロにされた。事故現場では被害者の子供の腹が破け臓器が地面にはみ出していた。「痛い、痛い」と言っていた子供もいた。あまりにも死体がズタボロなので、警察から、「お母さんは見ない方が良い」と言われたそうな。ランドセルもボロボロになっていた。被害者の子供の遺族のお父さんは、トラック運転手だったが、この事故のせいで休職しており、鬱病になって通院したらしい。もうトラック運転手は出来ないらしい。それどころか自家用車も運転できなくなっているらしい。自殺念慮もあるらしい。
父親の言葉「運転することが分かっているのに酒を飲んだことは故意的な殺人としか思えない。だが最高でも15年の刑期にしかならない。被告が何年の刑期になろうが私達の苦しみは一生消えない。殺したい位に恨んでいる」
んで、梅沢洋には、懲役14年の刑期が確定した。被告は控訴しなかった。
でも、凄いよなあ。2004年に子供を一人誘拐して殺害した奈良小1女児殺害事件の犯人の小林薫(事件当時35歳)は、一人殺害して死体損壊した罪で死刑判決を受けて、死刑執行されたのだが。
でも、梅沢洋は、故意ではないとはいえ、これ、未必の故意だよね?飲酒運転って、未必の故意ですよね?未必の故意というのは、[そうなるかどうか分からないが、仮にそうなっても構わないという考えで行動すること]という意味らしいですけど。ベロンベロンに酔っぱらった状態で、狭い児童の通学路に進入して、小学生を轢き殺したんだから、これ、未必の故意ですよね?
んで、一人殺害して死体を損壊した小林薫は死刑で、二人殺害して、腸とか内臓が体からはみ出すという死体損壊もして、で、生き残った他の児童にも、一生消えない重たい障害を負わせた梅沢洋が、たったの懲役14年ということは、これ、どーいうこと?意味不明。
だったら、20人の児童の列に真後ろからトラックで突っ込んで、児童15名殺害して、5名を重度の身体障碍者、及び脳損傷による後天的な重度の知的障碍者にしてしまったとしても、やはりたったの懲役14年かそこらで済むということなんですよね?
凄いなあ、日本の司法って。「あまあまやぁ~」という、龍が如くの真島の兄さんの言葉が思い浮かびますねえ。凄いや。きっと、ベロンベロンに酔っぱらった状態で、人でごった返している祭りの会場に突っ込んで、53名轢き殺したとしても、きっと懲役16年程度で済むんだろうなあ。アハハ、日本の司法って、やっぱり加害者に甘いねえ~。
懲役14年って、割と直ぐなんだよなあ。だって、俺は今42歳だが、14年前の28歳の時なんて、ついこの前みたいな感覚だからな。それに、同じことの繰り返しの刑務所内の人生だったら、もっと時の経過は早く感じることだろうよ。アホ草。こりゃ、飲酒運転止められねーよなあ、ヒヒヒ、だって、これだけの殺戮劇を起こしても、たったの懲役14年で済むんだからなあ。僅かとはいえ、働けば金も貰えるし、衣食住と医療の面倒は税金で面倒見てもらえるし、入浴も出来るし、拷問とかもねーしよ。マジで馬鹿みたい。
勿論、梅沢洋の飲酒運転を把握しつつも見逃していた南武という糞企業も、同罪ですね。他の会社の梅沢洋みたいな飲酒運転ドライバーが南武の社員や経営陣の大切な家族のところに突っ込んで殺害したり、重度の障碍者にしてしまったら、一体、どう思うのでしょうなあ。アハハ。バカみたい。

